2017年09月18日

すきま怪談番外編・28『評判の良い病院』

とある地方都市に
とても評判の良い
総合病院がある。

手術ミスなど
いっさいないうえに、

医者も看護師も
ニコニコとして
あいそがいい。

だが時折、
入院中の患者が

費用も払わずに
行方不明になることが
何度もあった。

家族からの捜査依頼で
警察が動くが

いまだに
ひとりも見つかっていない。


あるとき

その病院から
産廃業者に出される
ゴミの量が

他の病院などより
3~4倍多い
と知った記者がいた。

調べると
行方不明者が出たあとで

必ずといっていいほど
ゴミの量が増えるらしいのだ。


そんなある日、
取材を進めていた記者が

突然、
姿を消した。

その2日後、

大量の
医療廃棄物が

産廃業者に
引き渡されたらしい。


ちなみに
その病院は
とある人物の実家であり

地元有力者などにも
顔がきくのだという。


ただし
そのことと

行方不明者が
ひとりも
見つからないことに

関係があるかは
わからない。






すきま怪談③~死タナメズリ (桜洋出版)




posted by かさぎ たすく at 14:31| Comment(0) | すきま怪談・番外編。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
RSS取得